top of page
  • 執筆者の写真あすか工房

値段を上げることに戸惑ったらこれをやろう

めちゃくちゃ生意気なことを言います。

私が縫うのはもうレアです。


これを言えるようになるために、ここ2年間私は自分の行動を見直してきました。

具体的に何をしたかと言うと、修行に出ましたw

百貨店のオーダーサロンの縫製をやることにしたんです。

これは私にとってはとても勇気のある行動でした。

当時の私は、個人事業主として縫製業を4年やって来た頃で、それなりに仕事もあったし、正直出稼ぎに出る必要はなかったし、開業して間も無く大きな舞台の衣装に抜擢されたりと順風満帆だったため、このまま上手く行きそうだなぁなんてのんびり考えていたと言うのも

あります。


特に、年齢が40歳を過ぎてサラリーマンだったら管理職だしと言う状況の中で、外に修行に出ると言うのはなかなか精神的に辛いものがありました。

周りからは売れっ子デザイナーの社長と呼ばれてる(それディスられてないか?w)状況なのに、百貨店のオーダーサロンにはこの道うん10年のデザイナーの先生方がいらして、そこでめちゃくちゃ怒られるんでww

いや、怒られるのは私が悪いのよ。

先生は愛のムチなんで。

最初から分かっていて、その現場で私が十分に通用するとは思ってなかったし、怒られるの分かってて飛び込んだんです。

ただ、絶対に弱音を吐かずに最後まで責任持った仕事をする、と誓って半ベソで夜中まで縫ってたこともありました。

40歳オーバーでこれはキツイのよww

全プライドを置いて行かないと出来ません。


でも、もっと上手くなりたい、もっと一流の人と仕事がしたい、もっともっと、、、

その思いが私を支えていました。


そして、2年が経ちました。

百貨店とは業務委託契約なので、あすか工房と並行してやってるので割と自由にお仕事させてもらっています、感謝です。

そしてこの2年はとても有意義なものでした。

怒ってくれる先生に心から感謝しています。


この2年で私には「付加価値」がついたと思っています。

技術も知識も上がったし、それに比例してお仕事の受注量もグンと増えました。

もう一人じゃ回しきれないので職人さんを外注してます。

そして私は経営の方に専念できる時間が出来ました。

私が縫う機会がグンと減りました。

冒頭に戻ると、私が縫うのがレアになったのです。


私が縫うことに付加価値がついた。


これこそが、私が狙っていた効果でした。

全プライドを捨ててまで百貨店に修行に出て半ベソで働いたのは、これを目指していたのです。

あすか工房の洋服は元々値段はそこそこに高いので、これ以上値上げするのは難しかったのですが、唯一方法があるとしたら、この付加価値だと思うのです。

これは今すぐ値上げするよって話ではないですよ。

単純に、価値が上がれば値段も上がる。

値段上げたいなあ経営苦しいなあ、って思うことってあるじゃないですか。

でも値段を上げるためには一本筋の通った理由が必要ですよねって話です。

私はその筋を通すために40歳過ぎて怒られながら泣きながら技術上げてるよって話ですw

なんの話!w


まだ私は続けます。

今後も自分の価値をどんどん高めて行きます。

それが東京あすか工房というブランドを強くたくましく、大きくする。

そう信じています。




閲覧数:20回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page